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僕が
生きた証を残そう
この広い世界のどこかに
どれだけ時間がかかっても
どれだけ努力が必要でも
君が待っていてくれるから
僕は前を向いていける
この広い世界のどこかで
どれだけ孤独を感じても
どれだけ小さい自分でも
いつまでも子どものままだね と
言った私が大人になれないこと
貴方は分かっているのでしょう
だから言い返さないのでしょう
優しさと無関心をはき違えてる
桃色付いた街路樹を通り過ぎて見つけた
雨上がりの重たい空は
あの日 共に見ていた景色と似ていて
あの頃を思い出していた
風で揺れる木々の葉は僕を呼び
木々の葉を揺らす風は君を呼んだ
そしてこの場所で
僕らは十分すぎるくらい大人になっていて
少しの背伸びもしなくなった
覚えていますか
桜が咲いたらば
会おうと誓ったことを
またこの場所で
確か喫茶店の苦めのコーヒーが苦手だった
朝の澄んだ空気が好きだったし
猫が捨てられていると
ほうっておけなかったでしょう ほら
春風吹く思い出の場所は呼ぶ
今がそうその時なのだと呼んだ
そしてこの場所で
僕らは十分すぎるくらい大人になっていて
少しの背伸びもしなくなった
素顔のままで
桜色の頬を
笑顔で歪ませながら
世界が輝いて見えるかどうかは
自分の心が決める
どこにいても
だれといても
幸せは目に見えるものではないので
人はそれを必死に探してしまいがちだけれど
目に見えないものは案外すぐそばにあって
いつもの通学路や
寄り道先の雑貨屋さんや
早起きした朝の散歩道や
コーヒーの湯気の中や
陽に照らされた街路樹や
小さな公園のブランコの上や
家の窓からこぼれる明かりに
気づかないところで
気づきもしないタイミングで
それは見つからないようにひっそりと
あなたに寄り添っている
見つからないようにしているのは
見つけてしまうと
もうそこで終わりだと思ってしまうから
幸せはシャイボーイ
普段はカフェ店員。
普段はカフェ巡りブログがメイン。
でもたまにこっちのブログで言の葉を綴っています。
このブログが、カフェ巡りブログとともに、いつか本になればいいなぁと思う今日この頃。